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透明な黒目(角膜)にキズができています。治療を行わないと、視力に影響が残る可能性があります。

コンタクトレンズを使用している場合は、使用禁止です!!

角膜炎とは

角膜とは黒目の部分で、薄く透明な組織です。光が目に入るとき最初に通過する場所で、光を屈折させる役割があります。

何らかの理由で角膜を守る機能が弱まると、病原体に感染し角膜が炎症を起こすことがあります。身体の免疫反応やアレルギー反応でも炎症が起こることがあります。

  • 症状:

目が痛い、目がごろごろする、目が充血する、見づらい、まぶしい、涙がでる、目があかない

角膜炎の分類

1.感染による角膜炎

・細菌性角膜炎

細菌が角膜内で増殖し、炎症を起こした状態です。
ゴミなどの異物や、コンタクトレンズの装用で傷ついて発症します。

抗生物質を配合した点眼薬を使用します。角膜が濁ると視力の回復が難しいことがあります。

・真菌性角膜炎

真菌(カビ)によって炎症を起こした状態です。
コンタクトレンズの不適切や使用(連続装用など)、手術後に免疫が落ちたときなどに発症します。

抗真菌性点眼薬や内服薬などを使用し、治療は約1~6ヵ月など時間がかかることがあります。角膜が濁ると視力の回復が難しいことがあります。

・角膜ヘルペス

もともと体の中に潜んでいるヘルペスウイルスが、精神的ストレスや疲れなどが原因となって角膜に現れ、角膜炎を起こします。

抗ウイルス眼軟膏を使用します。治療は1~2週間程度ですが、再発を繰り返す場合があります。

・アカントアメーバ角膜炎

水の中に広く分布するアカントアメーバによって引き起こされる角膜炎です。
ソフトコンタクトレンズの不適切な使用、不十分なお手入れが原因で角膜感染を起こします。

消毒点眼薬や抗真菌点眼薬を使用し治療をします。治療は約1~6ヵ月と時間がかかります。角膜が濁り、視力の回復が難しいことが多いです。

2.免疫反応・アレルギー反応による角膜炎

免疫反応やアレルギー反応によって角膜に炎症をおこした状態です。病態や重症度に応じてステロイド点眼薬・内服薬を用いて治療します。